吉田ジョージの吉田屋帝国

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色彩を持たない名古屋。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

 

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』読了。

作中『うすらでかい地方都市』と形容された「名古屋」。実に79回も記述された。重複や見落としはあると思うが。

特定ワード出現回数

  • 「名古屋」79回
  • 「岐阜」2回
  • 「知多半島」1回
  • 「勃起」4回
  • 「セックス」2回
  • 「ぺニス」2回
  • 「ヴァギナ」1回
  • 「グーグル」2回
  • 「フェイスブック」2回

僕にとって故郷は、最初から出ていく、後にすると決めていた場所でした。大学も勤め先もない片田舎だったから。高校までの友人とも疎遠で、環境や物語は全く違えど、この作品に共感を覚えます。あまりにも気に入った文章を自分メモとして。『人の心と人の心は調和だけで結びついているのではない。それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ』(2013.4.19)

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