JR京都線の吹田(すいた)駅を降りてすぐの所に一風変わった缶ジュースの自販機のようなものが2台並んで設置されている。なんとこの機械は「ラッキー・カン・システム」という最新の分別機能を搭載した空き缶回収機なのだ。
空き缶を投入口に入れると、アルミ缶・スチール缶・異物を分別、缶を約5分の1にプレスしてしまうという優れマシン。しかも、中身入り、つまり厳密には空き缶ではないものはプレスせず、そのまま収納するという機能も持つ。そして、ただ回収機能があるだけでは使用者におもしろみはない。この機械のすごいのは、なんとスロットマシーンが回転し見事大当たりが出れば、吹田さんくす名店会にて商品がもらえる引換え券が出てくるしくみになっている所。
吹田さんくすの20周年を記念して1999年10月21日に設置。吹田さんくす名店会で導入したとのこと。名店会の常任理事でカメラのナニワ吹田店の斎藤弘実さんに電話にてお話を伺った。
「遊びながら自然に環境貢献をテーマに設置いたしました。実際、駅前からは空き缶が消えたと、ご好評いただいております」
「現在の商品は陶器製のワインカップです。今後も様々な商品を用意してまいりますので吹田さんくす名店会にぜひお越し下さい」
「稼働時間は朝10時から夕方5時まで、吹田さんくすがお休みの水曜日は稼動していませんのでご注意ください」
この空き缶回収機のまさに隣にジュースの自販機が並べておいてあったら・・・、大阪らしくてなお良かったのに。(ツッコミ甲斐あんのになあ、惜しい)(2000.2.16)
取材協力:吹田さんくす名店会 / カメラのナニワ吹田店
情報・資料提供:今田雅代 / Usk