ここは大阪府吹田市南高浜。カラオケ喫茶高浜というお店の手前に控えめにこちらを覗く自販機発見。もしや、エロ絡みか!と淡い期待を抱きつつ接近。
わーい、なんだこれー。自販機にはでかでかと「商品自動販売機」とある。私はいまだかつて「商品」を売らない自販機を見たことがない。その点では説明過多な看板と言えよう。一方では何を販売しているのかちっともわからないという説明不足さ。その真意は一体。
私は恐る恐る中を覗いて見た。右には雑多な鉄の塊に”アクセサリー”と書いた「商品」、左には帽子のミニチュアに”メキシコ”と書いた「商品」が見える。
もう、卒倒モノ。ケタケタケタ。私はこのメキシコ帽がツボに入ってしまい。腹をよじらせながら、しばし爆笑。
料金はオール200円。安いのか?高いのか?しかし、私のメキシコ帽を手に取りたいという欲求を考えれば、それは安い買い物。 早速コイン投入。すると、なんと無常にもコインは返却口に戻ってくるではないか。その看板とは裏腹に、もはや自販機としてさえ機能していなかったのである。
(2000.5.7) 情報提供:Usk