息子5歳の絵画作品。文字はまだ書けないので、先生の筆だろう『イルカショーのイルカのジャンプみておもしろかった』。構図が斬新過ぎる。神の視点だ。普通、大人がイルカのジャンプの躍動感を絵で伝えようとしたら、横からの構図で描く。自分の目で見える景色を。
私が幼稚園の頃、手作りカルタを作る授業があった。私は「よ」で読み札に「よるはまっくろ」と書き、絵札を黒く塗り潰した。先生に「よるはまっくら」の間違いでしょうと笑いながら直された。
子供の発想は固定観念から解放されて自由だ。大人は知識や道徳をしっかり教えれば良い。発想の出口を閉じるようなことをしてはいけない。まだ自分にも出口がいくつか残っていたようだ。そんな塞がりかけていた子供発想の出口を開いて私は気が付いたのだ。
この絵画の光景は一番高くジャンプしているイルカから見える世界だと。
涙が止まらない。親バカ話でした。(2014.6.18)