私が主演した幻燈舎8ミリ映画短編作品、伴野智脚本・監督『山田君ノ布団。』のパンフレットです。幻燈舎映画並びに、伴野監督から転載許可をいただきました。ありがとうございます。
幻燈舎・伴野監督作品は言わば、インディーズ映画ですが、数々の映画祭で入賞しています。『山田君の布団。』はプラネット映画祭や夕張の国際映画祭にてノミネート作品として上映されました。『山田君ノ布団。』そして、過去の幻燈舎映画の作品については、幻燈舎映画のホームページをご参照ください。上映スケジュールなどもアップされています。
ストーリーは上記HPに詳しく掲載されていますので、私自身深くは語りませんが、現実社会ではダメ人間とされるであろう山田君のお話。妻に内緒で借りた隠れ家的アパートにある日、妻が布団を持ちこんで・・・。
「布団」って貧乏学生には万年床のせんべい布団であろうし、高級ベッドのふかふか羽毛布団もあるでしょう。人が生きていく上で欠かせないものです。とある部屋に布団がある、という事実が妙に「生」を連想させるのです。同時に「生きる意思」を感じます。ラストシーン、行き場を無くした山田君が布団を背負っている限り、その先向うのは「死」ではないはず。個人的見解ではあります。
しかし、演技とは難しいです。ただ、山田君はイコール僕自身だなあ、とはしみじみ思いました。大阪梅田の地下街を布団を背負って歩くシーンは、演技云々というよりは恥ずかしかった・・・。ビデオも販売しているのでよろしくね。(1999)