※ここでいう関東人、関西人とは「一般的な」ということであって、当然もれなく全員ということではありません。
関東に生まれ19年暮らし、関西で25年揉まれた男からの渾身の役立つ情報をGoogle先生、厳正な審査をお願い致します。追記:許されました。といっても、皆、あくまでネタだからね。
まず、こちらの記事を読んでからどうぞ。
関東人は無理して関西弁を喋ろうとしなくても良いのです。関西人はエセ関西弁を嫌います。朝の連続テレビ小説に出演する役者の出来ていない関西弁には特に厳しい。私も移住後、その辺がわからず、怪しい関西弁を使いまくり怪訝な顔をされたものです。無理しなくて良いのです。標準語で喋っても受け入れられる術はあるのです。
ボケを求められる
関西人も常にボケ続けているわけではありませんし、積極的にボケる必要はありません。
生活に慣れてきたら徐々にやってみましょう。頭の中で思ったことと逆のことを声に出せば良いのです。ボケてますよとわかりやすい顔と大きな声で言葉をタテて話しましょう。
【例1】
青い空を見上げて「雲ひとつない」と思う。→「どんよりしてるね~!」と声に出して言う。→「それはキミの頭ん中やっ!」と ツッコミを受ける。→笑いが起こる。
【例2】
食事後に「お腹いっぱい」と思う。→「お腹ペコペコです!」と声に出して言う。→「フードファイターかっ!」とツッコミを受ける。→笑いが起こる。
事実を事実のままわざわざ声に出すのは無駄な行為なのです。免責事項、当ブログでは一切の責任を負いません。スベることを怖れないハートも大切です。
ツッコミを求められる
ツッコミとはさあここが笑う所ですよと周囲に明示する重要な役割を担います。上手なツッコミをする人は良く他人の話を聞いているのです。まずは聞き上手になること。その上で、関東人は基本的な考え方を変えなくてはなりません。
「こないだUFO見てん!」
この場合事実かどうかは問題ではありません。関東人なら「ホントにっ!?」と答えるでしょう。これは基本、真実だと思いながら投げ掛けた疑問になります。
関西人は「ホンマにっ!?」と言葉はあまり変わりませんが、基本嘘だと思いながら投げ掛けます。発展して、「なわけないやろっ!」「焼きそばの方なっ!」と全否定します。それによって会話が弾むのです。
基本的に相手はボケて来る、嘘を言って来ると構えることにより、YESで応じていた所を全てNOに変えてやれば良いのです。怖れることはありません。それは失礼なことではないのです。
ボケ的要素が含まれますが、例えツッコミも近年好まれます。
赤いセーターと赤いシャツを着ている友達をただ褒めるだけではそこで会話が終わってしまいます。標準語で構いません。言葉をタテて「シャアかっ!」で良いでしょう。
友達3人が赤い服、青い服、黄色い服ならば、シンプルに「信号機かっ!」で良いのです。
そこに緑色の服、ピンク色の服が加われば「ゴレンジャーかっ!」でノープロブレム。「古っ!」と会話が弾みます。
「例えの発想が貧困かっ!」とのツッコミありがとうございます。
オチを求められる
関東人はとかく緩いエピソードトークをしがちです。「オチないんかいっ!」とツッコミが入ります。しかし、既におわかりのようにツッコミが入った所で笑いが起こるでしょう。あなたは緩いトークを笑いに変えてくれた関西人に感謝すべきなのです。オチなどなくて良いのです。
ただし、話すペースに緩急を付ける、ここで話は終わりだと分かるようにキレ良く話すくらいはマナーだと思われます。
関東人が陥りやすい、「こないだおもしろいことがあってさ~」の話し始めは、ただただハードルを上げるだけの行為と知りましょう。稀に「こないだ池に落ちてさ~」などとオチから話し始めて、その説明が長いというパターンもありますが、これもまた無意味な行為とされます。
とにかく、オチなどなくても話にテンポさえあれば、「何の話やねんっ!」「話長っ!」と関西人の方から落としてくれるのです。オチ付けず、落ち着きましょう・・・。
おまけ
関東人はノリツッコミに手を出してはいけません。
関西人は、「電話出て」とバナナを渡され、「もしもし、もしも~しって、これバナナやんっ!」というような訓練を幼少期から重ねているのです。素人には危険です。
ダジャレはボケとみなされません。これもまた危険です。
カブセ(被せ)は簡単で便利です。他人に乗っかるだけです。
複数人で自己紹介が始まります。その内、あなたの番になりますが、自分の前に関西人が含まれるならば笑いを取る人がいるでしょう。ただただ、その人が笑いを取ったワードを最後に付け足すだけです。
これを私は披露宴司会でも使っています。関西人がお祝いスピーチをすれば必ず笑いを挟んで来ます。そのスピーチの1番笑いを取ったコメントをただただ繰り返すだけなのです。
「 新郎様のご友人の山田様、ありがとうございました。まさか、新郎様の大学卒業論文のテーマがダンゴムシの交尾とは感心致しました」
1度笑っているのですから、必ず受けます。失敗したならば、ワードの選択が悪かったのでしょう。覚えておいて損はありません。
オチは特にないよ。(2016.11.16)