写真は神戸市中央区の東遊園地、2015年の「1・17のつどい」にて撮影。
1995年1月17日5時46分。
その時、僕は大阪の東淀川駅近辺に友人数人といた。
古いビルの2階部屋にて長い長い死を感じる横揺れ。
揺れている最中、僕は何度も「死ぬかもっ!」「死にたくないっ!」と大声で発していた。友人達は恐怖のあまりか全員が終始無言だった。
揺れが収まり、原付バイクでの帰り道、信号機は全て消えていた。
吹田にある一人暮らしの部屋に戻ると、割れた皿の破片が床中に散乱していた。
テレビの中の神戸長田は猛火に包まれていた。
足元にある皿の破片の現実感とモニターに映される大火の虚構感を即座に処理出来る脳みそを僕は持ち合わせていなかった。
最大震度7、阪神・淡路大震災の発生から25年。
あの時、生きたくても生きられなかった犠牲者を悼む。(2020.1.17)