最終回は南京でヒロと泊まったホテルにて、チェックイン後に外出し、部屋に戻った時にベッドサイドで発見した中国語で書かれたメモを公開する。
南京事件のあった南京だ。「死」の文字、不気味なイラスト。絶対に「死ね」等、我々宛の差別的な言葉が列記されているに違いないと怖くなり、ホテルに文句も言わず日本に持ち帰った。
20数年の時を越えて、中国語通訳の方に訳して頂いた。驚愕の意味とは。
中国語「大家新年好,你好大家,我可参了,还要授驾」
日本語訳「皆さん新年おめでとう、私も参加できたよ(できるよ)、運転免許取らないといけないけど(運転しないといけないけど?)。」
中国語「大鸡子是个 大鸡不死鸡」
日本語訳「大きなチキンは。大きなチキンは死なない?」
意味不明とのこと。アニメやドラマのフレーズかもしれないと、ネット検索したが、何もわからずとのことだった。お手数掛けました。南京の方、悪口書かれたと誤解して、ごめんなさい。そもそも、我々宛のメモではないようだ。前の客が書いたメモがベッドの下に落ちていて、ハウスキーパーが我々の物と勘違いして目立つ所に置いた、そんなところだろう。
僕がこの旅で得たのは、自身の記述にもあった言葉『笑顔は世界共通言語だ。』という実感だ。高橋優さんの「福笑い」(2011年リリース)の歌詞『きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う』を高橋さんより10年以上早く体験から生み出せたんだよ。
笑顔は世界共通言語だ。
新型コロナウイルスで疑心暗鬼な今こそ、高橋優さんの「福笑い」をお届けして最終回とする。
以下はおまけ。未公開写真集。時間軸も場所もテキトー。
最後に、いっしょに旅してくれたヒロ、ありがとう。(2020.3.12)