お天気漫画「折りたたみ傘」
皆さん、『お天気お寧(ねい)さんの日常。』は終わってません。私はネーム描いて先生に渡してる。遠い目・・・。
まあ、ちょっとコンテンツ名を「気象予報士のお天気漫画とお天気コラム」として、自分でも描いていくよ。お天気駄洒落1コマ漫画だ。これ、東海テレビ「ニュースOne」でもやってるので、ネタ卸しはテレビで。ここに載せる漫画はちゃんとブログ用に描き直すのでよろしく。
今回は「折りたたみ傘」だ。
「降りた民がさ / 折りたたみ傘」。「折りたたみ傘」と入力するつもりが、PCは「降りた民がさ」と変換しやがった。地上に舞い「降りた民がさ」、神様から「折りたたみ傘」を授かるイメージが湧いたね。
お天気コラム「折りたたみ傘」
気象キャスターが「折りたたみ傘を持って」や「折りたたみ傘があると安心」など、「折りたたみ傘」を勧める時は長時間の大雨予想ではなく短時間のにわか雨やしとしとぱらぱら弱い雨が予想される場合だ。使わない時間はカバンに収納、降っても弱いなら折りたたみ傘で十分という思考だ。
これは少ない物で暮らすミニマリストあるあるだが、傘は1人折りたたみ1本だけ所有というのがある。つまり多くのミニマリストは折りたたみ傘しか持ってないのよ。
そして、今の折りたたみ傘は弱くないのだ。私のおすすめはペンタゴン67で5,500円するから安くはない。
何とこのペンタゴン67、その名の通り67グラムしかない超軽量だ。そもそも普段、カバンさえ持たない私はこの傘をズボンのポケットに入れたい。すまん、まだ持ってない。梅雨入りまでには買うつもり。軽い上に折りたたみ時の全長21センチと超小型なので脆いと思うだろう。その実、カーボンファイバーフレーム採用で強い。風速15メートルの強風にも耐え得る傘なのだ。
なので、ミニマリスト気象予報士の私は「折りたたみ傘」のアナウンスはミニマリストにはそぐわないなあと思いながら使っていたりする。
そして、傘の廃棄問題。雨の多い日本では何と年間約1億3,000万本もの傘が消費されているというから深刻な環境問題だ。うち8,000万本はビニール傘だという。
傘を最小本数の1本しか持たないミニマリストの考えは、エコロジーとの親和性も高いと思う。ミニマリストは少ない物で暮らすというより、気に入った物しか持たないと知って欲しい。その気に入った1本の傘がビニール傘ですか?ということなんだ。
収納王子コジマジックさんも言ってたよ。玄関先の傘立てを見れば、その家の片付き具合がわかると。
私もかつての汚部屋時代は無数の傘を傘立てに押し込んでいた。降りた民よ、まだ間に合うぜ。(2021.5.7)