卒業アルバムのラスボス感
寝室のクローゼットに小学校・中学校・高校・大学の卒業アルバムが置いてある。
大学に至ってはなぜか入学アルバムまであり、かなりの重量で大きなスペースを陣取っている。全てを体重計に乗せたら8キロあった。
「思い出の品」は捨て活の最難関だ。卒業アルバムは特に学生時代に活躍した方にとって執着が強くラスボス感さえ漂うだろう。
私といえば、小学校暗黒、中学校暗黒、高校で人前に出たりテレビに出たりと、いわゆる高校デビューを果たすも、彼女なしの大学受験失敗。さらなる暗黒の1浪後、大学1年(回)生で彼女できてお花畑広がるも、2年(回)生でフラれて暗黒に舞い戻る。華やかなキャンパスライフとは縁遠く、居場所はバイト先が主で学園祭にも行かなかった。それでも、大学時代の友人関係やアルバイト含めてお仕事関係はまずまず楽しく充実してたよ。遠い目。まあ、要らないかな・・・、卒業アルバム。涙。
卒業アルバムの出番
良く聞いておくれ。確かにこの世に1つしかない物は捨て難い。しかし、卒業アルバムはこの世に一冊しか存在しないわけではない。同級生の数だけ存在するのだ。心配するなって。
そして、この先、卒業アルバムが必要になるタイミングはこの2つくらいしか思い付かないんだ。
- 同級生が犯罪者になった場合。
- あなたが芸能人の場合。
実際に卒業以来、卒業アルバムを捲ったことはあまりないでしょう。
同級生が犯罪者になった場合、顔写真や文集をどこかの記者から求められるかもしれない。悲しくも犯罪被害者になった場合も含まれる。そんなことに備えて卒業アルバムを保管したくないよね。他の同級生に任せよう。
私は芸能人ではないが、メディア出演しているので、どんなタイミングでか、ディレクターさんから「小学校の卒業アルバムの写真を持って来て欲しいんですけど・・・」とお願いされるやもしれない。最近、SNSで芸人さんの昔と今の写真を並べるの流行ってるしね。
ならば、私は犯罪者になる予定はこれっぽっちもないが、いつでも提出できるように自分の写真をスキャンして、このブログに貼り付けておこう。
それが終われば、卒業アルバムは躊躇なく全捨てだ。
*学友や先生の氏名は伏せたが、顔にモザイク掛けたりはしない。ご了承願う。
小学校
カラー写真でしょ。なぜかこの先の卒アルに白黒写真多いけど、カラーの時代だからね。
私は前列右から2人目。嫌々野球部だったんだ。
恥ずかしい文章。意外に字も絵も上手いでしょ。
中学校
白黒か~い。
嫌々バスケットボール部員。親父よ、なぜ運動不得意なのに運動部入部を強要する。
高校
カラーだ、カラーだ。
自由だーーー。
クラスの一部メンバー。私は前列左。
県大会にも出場した演劇部の同学年メンバー。私は後列右から3人目。
生きてる実感あった。
大学
なぜか入学アルバムがある。写真が気に入らなかったのだろう、別の写真を上から貼り付けてあったので、剥がしてみた。確かにな。
つか、白黒オン白黒か~い。
その入学アルバムの入学式の写真を見ていたら、その後出会うお花畑の彼女を発見した。暗闇に光を射してくれた。感謝。元気かな。
我が母校、関西大学の入アルではなく卒アルの方。
白黒か~い。
当時はポロシャツの襟立ててたかも~。キモっ。
卒業アルバムからの卒業
懐かしい写真を見て過ごすのも楽しいけど、人生って今が全てだよね。今は次の瞬間には過去になり、次の瞬間の未来が今になる。つまり、人間は今にしか生きられない。「人生今が一番若い」という言葉も好きだ。こちらも、どんどん歳を取るんだから嘆かず一番若い今を大切に精力的に生きようということだろう。
そして、卒アルを全て捨てた。これは卒業アルバムからの卒業なんだ。
わかれがあればめぐりあい・・・。(2021.5.20)