ゴミの価値
14年愛用したテレビボードとソファーを手放した。ベルーガ(シロイルカ)の巨大ぬいぐるみと故障したシャープのDVD・HDDレコーダー、もう使っていないダイソンの扇風機も。
モノを手放すに当たり、まず「売る」「譲る」を考える。これは付きまとう「捨てる」に対する罪悪感からかもしれない。念のため事前に買取業者に見積もりをお願いした。一切引き取れるモノはないとのことだった。「こちらも売らなくてはなりませんから」その通りだ。私にとってのゴミにどれだけの価値があるというのだ。余程の美品や未使用品でなければ、「売る」のも「譲る」のも迷惑行為かもしれない。潔く「捨てる」べし。
粗大ごみの申し込み
粗大ごみ受付センターにネットや電話で申し込む。私はスマホで完結。締め切りは収集日の10日前だ。名古屋では月1回しか回収していない。
コンビニで手数料納付券を購入しておく。現金しか使えないのが不便だ。ソファー1,500円、テレビボードは2個並びタイプなので1,000円×2枚、DVDデッキ250円、扇風機250円、ぬいぐるみ250円で合計4,250円と結構な出費だ。
収集日に指定場所へ出す。名古屋の場合は前日に確認メールを送ってくれる。出勤前にできる軽作業ではないので前日の夜に運び出した。
粗大ごみのその後
良い機会なので、回収された粗大ごみがその後、どうなるのか調べてみた。
以下は高度に自動化、機械化されている。
回収された後、ハンマーで叩いて砕く破砕。
磁力選別で金属を選り分けて資源化。
粒度による選別(回転ふるいを使用)で破砕可燃物(木片など)や破砕不燃物(ガラスや陶磁器など)に分けられる。
破砕可燃物は焼却。焼却灰は埋立処分されるが一部は資源化される。
破砕不燃物は一部埋立処分、一部はガス化溶融を経て資源化される。
ざっくりとした流れだが、モノを購入したならば、正規ルートで捨てるまで責任を持ちたい。
ゴミのその後を少しでも知れば無駄な買い物は減りそうだ。
これからも気に入ったモノだけを大切に使いたい。(2021.10.12)