旧サイト「吉田屋帝国」の駄文から、このまま永遠にネット上から削除してしまうのは少し惜しい記事をチョイスして加筆修正、新ネタとしてアップしていきます。
題して「発掘!過去ログ大事典!」古っ。それでは2011年9月15日の記事から。
結婚披露宴は司会もしていますし、自身も過去一度(だけ)、高砂席の主催者側におりました。
祝電については、宴中読み上げる立場からも、頂く立場からも経験した上で言えるのは、台紙の高価さなんてどうでも良いということです。一番安価な台紙でも、そこにその送り手自身の生身の気持ちと言葉が乗っかっていればそれで全て良しなのです。
特に「変に工夫あり過ぎる定型文」は、司会者として同じ披露宴で何度も読むのが辛いのです。
例えば、「〇〇様より頂戴致しました。『レモンのようにフレッシュで、ビールのようにコクがあり、ジュースのように甘い家庭を、二人で仲良くつくってください。末ながくお幸せに』。続きまして、〇〇様より頂戴致しました。『レモンのようにフレッシュで、ビールのようにコクがあり、ジュースのように甘い家庭を、二人で仲良くつくってください。末ながくお幸せに・・・』。え~、続きましては〇〇様より『レモンのようにフレッシュで・・・、ビールのようにコクがあり・・・、ジュースのように甘い家庭を・・・、二人で仲良くつくってください・・・。末ながくお幸せに・・・』」
ちなみに、祝電をどの順番で、どれを全文読み上げるかは事前に確認した上で指示を受けますので、このような連続はあり得ませんが、飛び飛びには実際にありました。
まあ、さすがに連続3回も被れば「奇跡的に皆様の祝福の思いがひとつになりました。おめでとうございます」なんて気の効いたコメントで場を沸かせる腕のある私ですが、えへへへへ。
それにしても、同じ披露宴で被らないにしても、もう何回、何百回、何千回(さすがにこれは嘘)、この定型文を読んだだろう。
そんなことを考えながら、来週月曜日に結婚するカップルへの祝電200文字、誠心誠意、魂込めて送りました。結婚おめでとう!
「いいとも!ご出演おめでとうございます。あっ、失礼しました。」から入るのは私の持ちネタですが、えへへへへ。
最後にアドバイス。祝電を電話口でオペレーターとのやり取りで送るとなると、私信を読み上げる恥ずかしさから、ついつい定型文を選びがちですので、インターネット上の電報サービスを利用しましょう。(2017.1.19)