前書
2004年に姫路文学館で開催された「第3回詩のボクシング兵庫大会」で予選を突破し、見事別日の本大会に進出を決めた。
『詩(し)のボクシングとは、ボクシングのリングに見立てた舞台の上で2人の朗読者が自作の詩などを朗読し、どちらの表現がより観客の心に届いたかを競うイベント』(民明書房より)。違う違う(ウキペディアより)。
本大会当日は大阪の吹田CATVの仕事でハーフマラソンを走り切ってから新幹線で兵庫の姫路に向かうというハードスケジュール。優勝まで見込んで詩(ネタ)を6本用意して臨んだ。
会場に着くなり、「詩ボク」スタッフから「吉田さん、優勝候補ですよ!」と声を掛けられ、調子に乗ったのか、あっけなくトーナメント初戦敗退。1本目の詩は当然、予選で勝ったネタをやるべきだった。若かった・・・。当日の模様はサンテレビや近畿一円のCATVでオンエアされた。
パソコン内のフォルダに当時の詩(ネタ)が残っていた。どこでも披露されていないが、頑張って書いたのだし、ブログで世に出して成仏させようと思いアップする。全6本あるから覚悟しといてね。今回はその5。(2020.6.24)
届け
吉田ジョージ、ずっと素ボクです。
空気ギターで詩の弾き語りシリーズ。
OK!姫路サイコー!姫路城サイコー!姫路文学館サイコー!
では聞いてください。「届け」
*届け 届け 届け この思い 届け
届け 届け 届け あと少し 届け
届け 届け 届け
「変な目で見るな~。俺が落としたんだ~」
自販機の下の100円玉 届け~
届け 届け 届け
「あとちょっと。コタツから出たくない~」
テレビのリモコン 届け~
届け 届け 届け
「角度がもうちょっと~」
カメラ付き携帯で●● 届け~
OK、空気ギターソロ<弾きまね>
*届け 届け 届け この思い 届け
届け 届け 届け あと少し 届け
届け 届け 届け
「今日もマヨネーズごはんかあ。はよ届かんかなあ」
親からの仕送り 届け~
届け 届け 届け
「頼むから、ハンコ押してくれ~」
離婚届け 届け~
届け 届け 届け
「ホロッホ~」
鳩時計(はとどけー) 届け~ これだじゃれ~
*届け 届け 届け この思い 届け
届け 届け 届け あと少し 届け
*届け 届け 届け 痒いとこ 届け
届け 届け 届け ラブレター 届け 届け~
<リズム取ってしめる>
サンキュー、ありがとう。
誰か曲付けてくださ~い。(2004.2.15)
後書
誰の前でもやってない詩(ネタ)。いいよ。いい。報われないけどな。(2020.6.24)