実践編 傘立ての片付け
財布、スマホと片付けをして、まだ部屋には入れません(笑)。
次は玄関の中や玄関の外に置いている人も多いだろう傘立ての片付けだ。
収納王子コジマジックさんによれば「玄関口の傘立てを見ればその家の片付き度合いがわかる」とのこと。これは本人から直接聞いた。
傘立てを持っていないミニマリストも多いが、我が家(賃貸2LDK)は玄関の外に傘立てを置いている。
かつて最多8本の傘があった。
現在の我が家の傘立てには家族3人分3本の傘を置いている。写真は2本。
①全てのモノを放出:傘を全部出す。
せっかくなので、傘立て自体の掃除もしよう。これ意外に大事。溜まりに溜まった埃や汚れと向き合おう。今後の片付けでもそうだ。
②全てのモノを分別:傘を分ける。
所有者毎に分けよう。
③不要なモノを排除:不要な傘を捨てる。
故障したり、使っていない傘を廃棄する。ちなみに不燃ゴミ。借りている傘は返す。
ここで「整理収納の基本」を当てはめる。
適正量
1人1本とか2本と決めて残す傘を選択する。折りたたみ傘1本というミニマリストは多いが、たたむのが面倒臭いので、私はビニール傘1本とした。会社員ならば職場に1本、自宅に1本で十分だ。もしも、あなたが気象予報士でないならば、鞄に折りたたみ傘があっても良いが。
動作・動線
出入り口である玄関付近に置くで良いだろう。
使用頻度
季節や地域によって変わるが、梅雨から秋雨までや台風シーズンも考えると6月から10月は特に傘の使用頻度が高い。その他、春の嵐に冬の雪。日本にいる限り傘は年間通して使用頻度が高いモノといえる。使用後は玄関外に干したりするので、玄関付近は理にかなう。
グルーピング
カッパや長靴といっしょに置くなどが考えられる。我が家の場合、傘は別でも問題なし。
定位置
家の作りや家族各々によって玄関の外や中、下駄箱の中、鞄の中と傘立てや傘の定位置を決めよう。
④必要なモノを収納:必要な傘を戻す
必要な傘を定位置に戻して完成。
財布、スマホと片付けてからの傘立て。「家族」や「我が家」というワードからも一人暮らしでなければ、家族との相談を伴うことがわかるだろう。本人の了承なしに傘を捨てれば軋轢が生まれるし、傘立ての場所変更も然りだ。
部屋の片付けへ
いよいよ玄関から室内へ入る。
「片付けの手順」や「整理収納の基本」を駆使して、挫折しないためにも効果の出やすい場所から取り掛かろう。
手間の割に効果の高い(広いスペースを生む)所から取り組むべし。
収納付きでない大型モノの処分
(例)ソファー ベッド ローテーブル
俄然広いスペースが出現する。
元々モノが少なく狭い場所
(例)トイレ 浴室 靴箱
片付けのスキルが高まったら冷蔵庫、洗面台、脱衣所、キッチン、食器棚、本棚、押入、クローゼットとモノの多い所へ徐々に広げて行こう。
家族のモノや共有物は相談が必要なので、個人のモノから手を付けるのも良いだろう。同種の趣味のモノが多数ある方はそこから捨て(売り/譲り)始めてモノを減らせば家族が変化を感じてくれ協力する気運が高まるかもしれない。
手間の割に効果の低い(広いスペースを生まない)所は最後の最後で良し。
(例)取扱説明書 書類 名刺 年賀状 手紙 写真 アルバム
約3,000枚の名刺をスマホアプリに取り込むのに膨大な時間と労力が掛かったが空いたスペースは僅か(涙)。でも今は頂いた名刺をその日のうちに取り込むので楽よ。苦労の甲斐はあった(喜)。
さあ、次回は出口戦略からゲーム感覚で捨て活できる「ごみ分別リストから五十音順に捨て活」だ。(2022.2.11)