消費税8%。わかりやすくするために計算しやすい価格で説明します。
メーカーが商品を100円、消費税8円の108円で卸売業者に売る。
メーカーは徴収した(a)8円を納税。
卸売業者がその商品を200円、消費税16円の216円で小売業者に売る。
卸売業者は徴収した16円から支払った消費税8円を引いた(b)8円を納税。
小売業者がその商品を300円、消費税24円の324円で消費者に売る。
小売業者は徴収した24円から支払った消費税16円を引いた(c)8円を納税。
消費者の支払った消費税24円=メーカー(a)8円+卸売業者(b)8円+小売業者(c)8円でお上に届く。
ただし、売上が年1000万円を超えなければ消費税は免除される。
例えば小売業者が消費税免除ならば、消費者の支払った24円のうち(c)8円は実質納税されず16円しかお上に届かないことになる。
個人商店主がインタビューで「値上げせず、こちらで消費税分負担します」と答えているのを見ると「どうせ免除で納める必要ないのでは?」と思っていたのですが、仕入れ時に支払った経費分の消費税を負担するという意味でした。ただ、8%分全て負担するという意味に勘違いしやすいです。(2014.4.1)